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韓国大統領選は10日未明、野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長の当選が決まった。得票率は尹氏が48・56%、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏が47・83%(開票率100%)の僅差だった。
与党候補は「疑惑の百貨店」とされながらも、47・83%もの票を集めた。このことは、韓国国民の中の「左翼(反米・反企業)志向」の強さを示す証左として、留意していく必要がある。
1位と2位の得票差は0・73ポイントしかなかった。そこを危ぶむ声も日本にはあるようだが、選挙とは「1票差でも勝ちは勝ち」の世界だ。
前回の大統領選で、文在寅(ムン・ジェイン)氏の得票は41・08%。過半数に遠く及ばなかったが、就任するや絶大な大統領権限を振るってきた。
尹氏も2カ月の「政権引き継ぎ期間」を経て、5月10日には新大統領に就任し、絶大な大統領権限を手にする。