ロシアのウクライナ侵攻はまだ出口が見えてきそうにありません。一日も早くウクライナに平和が訪れることを祈るばかりです。
ウクライナ出身の人々や戦火の中にいる現地の人々のリポートなどを読んでいると、ウクライナという歴史のある国への誇りを強く感じます。そして「ボルシチ」はウクライナ料理だという強い主張を目にします。申しわけないことに、てっきりロシア料理だと思っていました。
さて「モスクワの味」というと、どうしても思い出してしまうのが、洋菓子店パルナスのCMソングです。今、40代以上の関西出身者なら、たいていの人が歌える、あのCMソングです。
ズンチャッチャ、ズンチャッチャのイントロで始まるCMソングでは、ロシアは「お菓子のお国」「おとぎの国」と歌われています。
幼いころ、妙なモノクロなトーンに脅えながらも、ロシア(というかその頃はソ連でしたが)とは、そういう国なのかと思い描いていました。
しかし、今はどうでしょう。ウクライナへの攻撃をみていると、「おとぎ」も「お菓子」も、まったく感じられない殺伐さだけが伝わってきます。夢も希望もあったもんじゃないですね。
非常に残念でなりません。 (F)