/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/S54GQS3BYZIJXFRA7PNC7336KQ.jpg)
・教えたいことがある人はネットのマッチングサービスを活用
・体験した参加者の評価が上がれば収入も上がる
・定年を境に〝評価する人〟から〝評価される人〟に立場が変わることを認識
退職後に年金以外の収入を得たいと望む人にとって、好きなことや長年の仕事で身につけたことを「教える」仕事は理想的だ。だが、学校や研修の講師として教えるのはハードルが高いかもしれない。
ところが最近は、「教えたい人と学びたい人」を簡単につなぐ場を提供するサービスがある。その代表格が「ストアカ」(https://www.street-academy.com/)だ。
ストアカでは、教えたいことがある人が「先生」として登録し、サイト上に自分の講座ページを開く。そこで開催告知を行い、集まった生徒から講習費を受け取る仕組みだ(図参照)。講習費はストアカが回収し、手数料を除いた分を振り込んでくれるので集金の手間はない。
ストアカの講座にはパソコンソフトの使い方のようなビジネス向けのものからお酒、ゴルフなどさまざまなジャンルのものがあり、副業で教えているサラリーマンも多いようだ。
ネットで自分の講座ページを作るのもハードルが高そうだが、実際には多くのシニア世代が登録している。代表的な1人が「包丁研ぎ講師」として人気を博する豊住久さん(71)だ。