もちろん、日本の圧倒的なシェアは前記3品目だけではない。半導体製造に欠かせないシリコンウエハーメーカーの世界1位は信越化学工業、2位がSUMCO(旧三菱住友シリコン)であり、この2社だけで世界シェアの半分程度を占めていると見積もられる。
また、半導体製造装置メーカートップ10のうち、日本企業は東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENホールディングス、日立ハイテクの4社。トップ15社のうち日本企業は、この4社に加えてKOKUSAI ELECTRIC、ニコン、ダイフクの計7社である。
半導体を製造するメーカーの主要企業15社のおおよそ半分を日本勢が占めているわけだが、その他もほとんどが欧米系であり、中韓勢はほとんど見かけない。 (人間経済科学研究所、国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略
【2022年3月3日発行紙面から】