
ここ数年で、「代替肉」や「植物肉」といわれる、肉に替わるタンパク質の食材が誕生しています。
以前から、大豆や小麦から作られる「植物タンパク」と呼ばれる素材は存在し、ハンバーグやミートボールなどの増量や、粘性・弾力を保つための素材として使われていました。また、ヴィーガン、菜食主義者のタンパク質補給として「大豆ミート」という素材も存在していました。ところが最近の「代替肉」は菜食主義の人など特定の対象に向けた商品ではなく、広く一般の人をターゲットにしています。
大げさな言い方ですが、この背景には「タンパク質危機(global protein crisis)」があります。世界の人口は急激な増加を続けており、現在の畜産方法での牛や豚、鶏などに依存したタンパク質供給では、2025~30年には需要と供給のバランスが崩れるといわれるのです。
この解決策として、大豆などの植物性タンパク質以外に、昆虫食なども注目されています。「肉の替わり」「フェイク肉」ではなく、「タンパク質危機問題を想定した新しい食材」と考えると、食べてみようという気持ちになってきます。
大豆タンパクを使った商品はこれまでも紹介してきましたので、違いのあるものをと探していたところ、ニューデイズで「おからとこんにゃく」を使った「新・食感ヘルシー食材 Deats(ディーツ)」を発見しました。