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大垣競輪開設69周年記念(GⅢ・水都大垣杯)は前半2日間を終了。2日目(11日)は二次予選が争われ、郡司浩平(神奈川)、平原康多(埼玉)らが順当に勝ち上がった。3日目(12日)は準決勝が行われる。注目は二次予選で若手の叩き合いをあっさりまくり切った山崎芳仁(福島)だ。
GⅢを制覇したばかりの阿部将大(大分)や地元の長尾拳太(岐阜)を連れた谷口遼平(三重)、それに幸田望夢(栃木)ら若手が揃った二次予選7R。打鐘過ぎから火花を散らした彼らの叩き合いを最終HSから仕掛けてまくり快勝で人気に応えた。「前を取るつもりはなかったけどスタートけん制になったので出た。最終ホームでは仕掛けるつもりだったけど7番(谷口)が行ったので冷静に見させてもらって仕掛けた」
11日は東日本大震災から11年目の日だった。「震災の日だから、集中して走った。去年のきょうも確か1着だったし」。昨年も当所記念初日一次予選で勝っている。福島県民としてこの日にはやはり特別な思いがある。
「年相応の力しか出ない」とタイトルホルダーも寄る年波には逆らえず、現在はなかなかGⅢの準決勝をクリアすることができていない。準決勝10Rは地元期待の山口拳矢(岐阜)と激突。「力を出し切る競走」で現状打破を狙う。