健康を保つ目安として知られる歩行目標「1日1万歩」と異なり、60歳以上では1日6000歩、それより若い世代でも8000歩歩けば死亡リスクが半減する…。そんな研究結果を米国などの国際チームが英医学誌に発表。それ以上歩いてもリスクはほぼ下がらず、歩くペースとの関係もみられなかった。
チームはこれまで世界で実施された15研究、計約4万7000人のデータを解析。約7年間の追跡期間中に約3000人が死亡していた。
歩数が増えると死亡リスクがどれくらい低減するかを調べると、60歳以上では1日平均3000歩の人たちに比べ、6000~8000歩歩いた場合の死亡リスクは約50%。60歳未満では1日5000歩のグループに比べ、8000~1万歩で約50%まで減った。