
通常時の「チャンスゾーン」が楽しいニューマシンの登場だ。「PハイスクールD×D 真紅」(西陣)は、通常時の「超絶領域」中に大当たりすればRUSHに突入するという、従来機にワンポイントを加えたゲーム性を持つ。ハマリ時は単調になりがちなパチンコに、メリハリがつけられた。今週から設置が始まっている。
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アナ パチンコを打っているのに、画面を見もしない人って多いですよね。ずっとスマホをいじっていて。
解説委員 イヤホンをしてドラマやアニメに没頭…という人もいるな。画面をチラッと見れば演出の強弱で当たる時はほぼわかるし、そもそも大当たり確率を考えれば、そうそう当たるものでもないからな(笑)。
アナ …つまりパチンコの仕組み上、通常時は楽しめないってことですか。
解説委員 そうだ、と言いたいところだが、「PハイスクールD×D 真紅」は違う。通常時に「チャンスゾーン(CZ)」を搭載することで従来のパチンコとはゲーム性がガラリと変わっているんだ。
アナ 「超絶領域」中に当たるとRUSHに突入、というゲーム性ですね。「CZ中に引けば…」というのはパチスロみたいです。
解説委員 まさにその通りで、パチスロの「自力感」をパチンコでも味わえるようになった。まず確率が約85分の1のCZ「超絶領域」を引く。これは20、30、50回転の振り分けがある。この間に約200分の1の大当たりを引くことを目指す。CZ中は毎回転「引け!」と思えるし、見事に大当たりを引いた時には、まさに「自分でRUSHをつかみ取った」という達成感を持てるんだ。
アナ その確率と回転数の振り分けだと、CZの滞在時間も長くなりそうですね。
解説委員 そこもポイントだ。通常時の約20%はCZに滞在することになるから、CZ経由でのRUSH突入も多く体験できるだろう。
アナ CZ以外からもRUSHに突入するんですね。
解説委員 メインのゲーム性は今まで通り、大当たりして、その後にRUSHに入るかどうか、という流れだ。CZはあくまでもプラスアルファの要素だな。とはいえ、パチンコの大きな可能性を感じるよ。
アナ このマシンではパチンコを打ちながらスマホを見る時間は減りそうですね。以上、PNNでした。
■RUSH突入率約56%は通常大当たり後の時短4回転+残保留4回転(約43%)からと、CZ経由の大当たり(100%)からの、2つのルートの合算値。RUSH中は時短30回転+残保留4回転の間に1/14.63の大当たりを引けば連チャンで、継続率は約91%。