JAPANESE ROCK ANATOMY解剖学

PANTA「楽曲だけでなく演奏もピカイチだったブルー・コメッツ」 ミッキー「スタジオで目の当たりにして半年くらい落ち込んだ」1/2ページ

ジャッキー吉川とブルー・コメッツはブラウン管を通してGSのトップバンドへと成長していった
ジャッキー吉川とブルー・コメッツはブラウン管を通してGSのトップバンドへと成長していった

PANTA ザ・ピーナッツは、1963年に「恋のバカンス」が大ヒットした。これはカバーではなくて、宮川泰さんの作品。欧米のポップスと日本の歌謡曲が見事に融合していたね。「情熱の花」のカテリーナ・ヴァレンテがこの曲をヨーロッパでカバーしてくれたり、ロシアでも大人気になったらしい。

MICKIE ザ・ピーナッツを代表に高水準のポップスサウンドがブラウン管から届けられるなかで、やはりバックの演奏というのも重要だ。もちろん当時はナマだから、やり直しなんてきかない。バンドには相当な技量が要求されていただろう。そんななか、ザ・ピーナッツとのコラボがきっかけのひとつとなって、GSへと活躍の場を広げていったのがブルー・コメッツだ。

P ブルコメは『ザ・ヒットパレード』(フジテレビ系)や『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ系)にも出ていた。今でもネットとかで見ることができる、ちょうどいい指標があるよ。65年の『第16回NHK紅白歌合戦』でザ・ピーナッツが、64年のビートルズのアルバム『ビートルズ・フォー・セール』でカバーされていた、チャック・ベリーの「ロック・アンド・ロール・ミュージック」(57年)を歌唱しているんだ。そのバックにブルコメがついているんだよ。

M 井上忠夫(大輔)さんが63年に加入してから、ブルコメは飛躍的に成長していった。65年の紅白が、66年のビートルズ来日につながっていくのはなんだかドラマみたい。そのビートルズの前座にブルコメが出て、僕も観たビートルズの武道館セットリストの1曲目は「ロック・アンド・ロール・ミュージック」だったんだから。

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