「よく眠れた」「四季を感じた」脱スマホで〝心の充電〟 男女1000人調査で5割が依存を自覚 自作アイコン示しSNS退出するマイルールも2/2ページ

東京都調布市の自営業、森和哉さん(58)も、終日パソコンの前に座り、休憩時間もスマホをいじる「スイッチが入りっぱなしのような状況」に疑問を抱くように。スマホを持たずに散歩に出掛けるようにした結果「季節の移り変わりが分かるようになった」と実感。「スマホは目的ではなく、あくまで手段だという意識を持つべきだ」と自戒を込めて語る。

とはいえ、電話に出られなかったり、メールの返信が遅れたりすることによる不利益を懸念する声は少なくない。

4年ほど前からデジタルデトックスを続ける山口県宇部市の会社員、糸山勇斗さん(27)は、無料通信アプリLINE(ライン)のアイコンに大きな文字で「21時以降はスマホ電源オフにしてます」と表示。「相手にこちらの意図が伝わり、心置きなく電源を切れる」と話す。最近は友人のインスタグラムをチェックする機会も減ったといい、「近況は会った時に直接聞いた方が、会話は盛り上がる」と断言する。

デジタルデトックスに関する講習会などを手掛ける「日本デジタルデトックス協会」(東京)の森下彰大理事(29)は「しっかり休息の時間を設けることが大事だ」。デジタル機器の利用を否定するのではなく「デジタルデトックスを、機器との距離を考えるきっかけにしてほしい」と話している。

【デジタルデトックス】スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器の使用を一定期間控える取り組みのこと。「デジタル」と、英語で「解毒」を意味する「デトックス」を組み合わせた。デジタル機器の過度な利用による心身のストレスを解消することが狙い。スマホを持たずに自然の中で過ごす「旅行型」から、就寝前にスマホの電源をオフにする習慣づくりまで、活動の種類は多岐にわたる。

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