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「義足のプロレスラー」谷津嘉章が抱くパラ・レスリング創設の夢 「困難な道だからこそ、挑戦したいんだ」2/2ページ

正直、なかなか大変な道のりであることは承知している。レスリングが盛んな日本でもパラ・レスリングは存在しない。ルールの整備から始まり、協会の設立、大会の開催など、ゼロからのスタートとなる。五輪種目となれば、国際大会や国際協会も不可欠となる。

「日本で第一歩を踏み出すのも簡単じゃない。でも、俺にはレスリング界とのパイプもあるし、応援してくれる人もいる。困難な道だからこそ、挑戦したいんだ」とキッパリ。24年のパリ大会には難しい。28年のロサンゼルス大会に間に合うかどうか。「2032年となると俺も76歳か。生きているかどうか」と苦笑い。あくまでパラ・レスリング日本代表を目指している。人は夢をあきらめたときに老いるのだという。体の老化は仕方ないが心の老化はしたくない。

「義足の改良、開発にもスタッフの皆さんと取り組んできた。さまざまな障害にフィットした装具を生み出していく。競技を楽しむ人だけでなく、普通の人の普段の生活にも役立つ」と熱い。

人生、先の楽しみや目標、夢、希望がなければやっていけない。「千里の道も一歩から」。未来を見据え、立ち止まらず進んで行く谷津。「不可能」の3文字とは無縁だ。 (プロレス解説者・柴田惣一)

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