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神奈川県の北西部に広がる丹沢山塊。南北20キロ、東西40キロにおよぶ広い山域に、いくつもの山が連なっており「神奈川県の屋根」とも称されている。都心からの交通の便がよく、登山道も整備されており、1年を通じて多くの登山者が集う、人気の山域だ。
丹沢山塊の最高峰が、標高1673メートルの蛭ヶ岳。神奈川県の最高峰でもある。山名の由来は諸説あり、ヤマビルが多いからという理由や、猟師が被る「ヒル帽子」に山の形が似ているからという理由などがある。
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丹沢の山をしっかり歩いて楽しみたい。3月初めに丹沢主脈縦走を試みた。蛭ヶ岳から丹沢山、塔ノ岳をつなぐ、南北に伸びる長い縦走路。1泊2日の行程で、焼山登山口から南へ縦走することにした。
アップダウンを繰り返しながら、少しずつ標高を上げていく。最初のピーク、焼山の手前あたりから雪が出てきた。少し前に降った雪が踏み固められていたり、溶けた雪が凍っていたりする。焼山から少し進んだところでチェーンスパイクを付けた。日当たりの悪いところはしっかり雪が残り、標高が上がってくると雪の量も増えてきた。歩き慣れた関東の低山で雪山気分、いつもと違う景色がなんだか嬉しい。