沖縄が危ない

ウクライナ侵攻による「台湾有事」「尖閣有事」への連動警戒 いまだ反基地ムード、沖縄本島の大手メディアは〝鈍感〟2/2ページ

緊迫する国際情勢を見ると、石垣島の駐屯地開設はぎりぎりのタイミングで「何とか間に合いそう」という感じだ。

ただ、いまだに反基地ムードが強い沖縄本島の大手メディアは、離島の不安に鈍感だ。安倍晋三元首相が、米国の核兵器を共同運用する「核共有」をはじめ、「核抑止力の議論」を求めたのに対し、県紙は社説で「断じて拒否する」(琉球新報)、「言動は極めて危険だ」(沖縄タイムス)と猛反発した。

「台湾有事」はともかく、「今日のウクライナは明日の尖閣」と警鐘を鳴らす報道もほぼ皆無だ。多くの県民は根本的なところで、まだ今回の危機を理解していない。

核大国と対峙(たいじ)する以上、核抑止力の議論が必要なのは当然のことだ。議論するなら今しかないのも自明である。

離島住民としての私の立場から言えば、安全保障に関しては、いかなる議論も拒否しないし、無用な聖域も設けたくない。政府が小田原評定を続けた揚げ句、「目が覚めたら中国軍が上陸」なんて光景を見せつけられる羽目になるのは、結局私たちだからだ。

■仲新城誠(なかしんじょう・まこと) 1973年、沖縄県石垣市生まれ。琉球大学卒業後、99年に地方紙「八重山日報社」に入社。2010年、同社編集長に就任。現在、同社編集主幹。同県のメディアが、イデオロギー色の強い報道を続けるなか、現場主義の中立的な取材・報道を心がけている。著書に『「軍神」を忘れた沖縄』(閣文社)、『翁長知事と沖縄メディア 「反日・親中」タッグの暴走』(産経新聞出版)、『偏向の沖縄で「第三の新聞」を発行する』(同)など。

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