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ロシアによるウクライナ侵攻で新たな展開だ。中国がロシア側の要請に応じて軍事・経済支援の意向を示したと、米国がNATO(北大西洋条約機構)やアジア諸国の同盟国に伝えたというのだ。英国メディアが報じた。祖国を守ろうとするウクライナ軍の抵抗で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の「短期決戦」の狙いは崩れたが、世界第3位の軍事力を誇る中国の支援は、戦局に大きな影響を与えかねない。泥沼化の懸念と、「全体主義国家」と「自由主義国家」の対峙(たいじ)。ジョー・バイデン米政権は、ロシアを支援するベラルーシにも経済制裁を科している。中国の習近平国家主席は〝危険な選択〟を決断するのか。
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「中国、ロシアに兵器供与の意向 米が同盟諸国に通知=米高官」
英通信社ロイター(日本語電子版)は15日朝、このような見出しの記事を報じた。情報当局によって外交公電でメッセージが伝えられたといい、中国側はこれらの計画(=対露支援)を認めないことが予想されるという。
英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)も14日、同様の記事を伝えている。支援の規模や時期は明示していないという。
ロシアが中国に軍事・経済支援を求めたというニュースは前日、米紙ニューヨーク・タイムズと、フィナンシャル・タイムズが、米政府当局者の話として伝えていた。