
エンゼルスの大谷翔平(27)が15日(日本時間16日)、アリゾナ州テンピでキャンプ2日目を迎え、初のブルペン練習を行った。4月7日(同8日)の開幕アストロズ戦では開幕投手の最有力候補。「スタートの一発目から100%でいきたい」と話した。
右腕に肘への負担を計測するセンサーをつけて臨み、捕手を立たせて3球、座らせて24球を投げた。すでに自主トレーニングで実戦形式の投球練習も行っており、順調な様子。球団によると球速は最速で90マイル(144・8キロ)。16日(同17日)は実戦形式の打撃練習にも登板する。
開幕投手について「やってみたいなというのはもちろんあるが、特に絶対にやりたいというのはない。投げるにしろ、打つにしろ、まず開幕でいいスタートを切れるように調整したい」。
2023年オフにフリーエージェントの権利を得る予定であることから、エンゼルスとの再契約交渉にも注目が集まる。「代理人に任せている。シーズンに集中したい」と話した。
2年連続のMVPが期待される5年目のシーズン。「去年と同じようにやろうと思っても成績は残らないと思うので、もっともっと上を目指して頑張りたい」と表情を引き締めた。