
まだまだ肌寒い時期ですが、「春らしさを先取りした服装」は女性の視線をくぎ付けにします。やさしい春の日差しや桜のイメージから「春=パステルカラー」という方程式が定着しているため、スプリングニットを合わせるだけで季節感は印象づけられます。まさに3月こそ、「春らしくて素敵ですね!」という声掛けをされやすい時期なのです。
この時期、店頭に並ぶパステル配色のコットンセーターがスプリングニットです。華やかな色だけでなく軽快感のあるコットン素材であることも特徴ですが、SDGsの影響でニット素材の技術革新も進んでいます。そこで今回は「新時代のスプリングニット」についてお伝えします。

コットンニットといっても、これまで中肉厚のミドルゲージのものから、薄手のハイゲージまでバリエーションはさまざまでした。そんななか、化学繊維100%の洗えるスプリングニットが増えています。
ポリエステル生地は、世代によってはあまり良いイメージがないかもしれませんが、持続可能な社会の取り組みによってウォッシャブルという機能が加わり、着用感も劇的に向上しています。サラッとした着心地なので、襟シャツに重ねなくてもヒートテックなどの機能性下着に合わせてカットソー感覚でコーディネートできます。