さらに「防衛関連株」である重工、重機。具体的には「三菱重工業(7011)」、「川崎重工業(7012)、「IHI(7013)」などを対象にタイミングを重視した短期売買が得策です。米インフレ進行に伴う金利上昇が株価の追い風になるメガバンク「三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)」、「三井住友フィナンシャルグループ(8316)」、保険大手「第一生命ホールディングス(8750)」、「東京海上ホールディングス(8766)」などを安値で仕込んでいく作戦も有効でしょう。
もうひとつ東京市場だけの買い材料も付け加えておきます。それは「コロナ蔓延(まんえん)防止措置解除(21日に完全解除される見込み)に伴う消費回復」です。
内需消費に関連する銘柄です。ディズニーランド運営の「オリエンタルランド(4661)」、時間制スポーツなどエンタメ大手の「ラウンドワン(4680)」、さらには居酒屋チェーンの「串カツ田中ホールディングス(3547)」、カラオケ大手の「第一興商(7458)」などにも手を広げることができそうです。不確かな現状を追い風にするもの、そして営業活動が本格化する銘柄群です。
対象となる銘柄数が多いわけでなく、選択はそれほど難しくありません。 (株式ジャーナリスト、天海源一郎)