お金は知っている

米、2次制裁検討も…中国の金融は「対露協力」 制裁の抜け道「CIPS」に邦銀3行、習政権に加担する可能性も1/2ページ

ロシアの対中国輸入決済通貨別シェア
ロシアの対中国輸入決済通貨別シェア

バイデン米政権がロシアのプーチン大統領と盟友関係にある中国の習近平中国共産党総書記・国家主席への牽制(けんせい)を始めた。

14日にはローマでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が中国共産党外交担当トップの楊潔篪党政治局員と約7時間も会談し、中国が西側による経済制裁で打撃を被っているロシアを支援すれば、中国への2次制裁を辞さない考えを伝えたのだ。

2次制裁とは、米国の「経済制裁を通じた米国の敵対者への対抗措置法」に基づく。2017年8月、トランプ大統領(当時)が署名、成立させた。当時はロシア、北朝鮮、イランの制裁破りが念頭にあったが、米国によるあらゆる対外制裁妨害に加担する外国に対し、大統領権限で外国為替、投融資などを通じたドル関連取引を禁じることができる。中国の金融機関が対露金融制裁の抜け穴を提供すると、米国がロシアの銀行に対するのと同様のドル取引禁止に踏み切ることがありうるわけである。

中国の銀行の対外資産の約7割がドル建てであり、ドル取引が禁じられると、たちまち信用不安に陥るだろう。中国の銀行はそれを恐れるのだが、習氏は対露協調を重視している。

ロシアが頼りにするのが、国際銀行間決済ネット「CIPS」である。ロシアの銀行は米国によるドル取引禁止に加え、一部を除き大規模な決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)から締め出された。CIPSは中国人民銀行主導で15年に起動した人民元決済ネットだが、前年のクリミア併合で米国などから制裁を受けたロシアのプーチン大統領の脱ドル政策に寄り添っている。

zakスペシャル

ランキング

  1. 【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】古舘伊知郎が見た〝伝説の一夜〟 井上陽水と玉置浩二、大御所2人を「黒子」にさせた中森明菜のすごみ

  2. 【大鶴義丹 やっぱりOUTだぜ!!】俳優にとって一番の恐怖…体が動く限り続く〝終わりのないゲーム〟 お金や名声入るが気持ちは満たされない

  3. 韓国で早くも「反日」暴挙 林外相の訪韓中に竹島EEZで無断調査 地下構造や資源探査か 「尹大統領は決して“親日”ではない」

  4. ロシア“非人道兵器”使用か マリウポリの製鉄所に「白リン弾」降り注ぎ…プーチン大統領に重病説、追い詰められ残虐さ加速?

  5. 新垣結衣、『鎌倉殿の13人』で演じる八重の今後は? 正室登場で最期に注目

  6. 安保環境の激変で大転換 日本学術会議「軍民両用」研究を否定せず 年間10億円の血税投入「浮世離れ」組織、民営化案浮上で目くらましか

  7. “制裁金よりダメージ” 朗希への白井球審の詰め寄り問題以降、ロッテと関西審判団の深まる遺恨 井口監督とレアードも退場に

  8. エンゼルスの戦力ランク5位にUP! 大谷翔平が契約で求めたチームに変貌中 気になるのは同地区の最大のライバル、アストロズも絶好調

  9. 昨年10月頃から落ち込み激しく…上島竜兵さん急死、周囲は心配しケアも 行き当たる〝師匠〟志村けんさんの死去

  10. 【日本の解き方】「世界標準」になった金融政策、内外の安保環境も激変したが…進歩なき一部野党とマスコミ