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SMBC日興証券による相場操縦事件 最大の謎、ザル状態だった?東証の「AI監視」1/1ページ

SMBC日興証券による相場操縦事件をめぐって、証券関係者の間でいくつかの疑問が浮上している。株価を持ち上げて利益を得たいという動機は分かりやすいが、問題は手法だ。

この事件は特定銘柄の取引終了間際に買い、株価を不正に持ち上げたとされる。しかし、「引値関与」はかつて仕手筋が好んだ古典的な不正行為で、違法であることは証券業界の常識。「個人の小口取引でも引値関与が数日続けば、東証から売買内容の照会があるのに、大手証券の幹部がバレないと思って不正を続けるとは考えられません。摘発覚悟で取引する事情でもあったのでしょうか」(中堅証券の幹部)

最大のナゾは東証だ。

「AI(人工知能)を駆使して異常な取引を自動抽出する最新鋭システムで常に売買を監視していると、東証は記者向け説明会を開いたこともあります。違法取引は2019年から翌20年にかけて繰り返されたとの報道ですが、AI監視がザル状態だったのか大手証券だからチェックが甘かったのか、理解不能です」(投信運用会社の役員)

【2022年3月14日発行紙面から】

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