愛知県弥富市に移転した名古屋競馬場の内覧会が22日、同所で行われた。
「コンパクトで臨場感のある競馬場」をテーマに、トレセン内に競馬開催が必要な施設を整備しスタンドも新設。移転前と同じ右回りダートで、1周の長さは80メートル延長して1180メートルとなった。直線も240メートルと40メートルほど延び、幅も30メートルと7メートル広がったことでゴール前はこれまで以上に迫力あるシーンが見られそうだ。
また、照明が設置されたことで、4月からはナイター競馬も開催。この日に発表された2022年度のナイター日程によると、来年3月末までに計26日実施される。
同日行われた開場式典で主催者する愛知県競馬組合管理者の大村秀章愛知県知事は「(旧)名古屋競馬場のレガシーを引き継ぎながら、ファンを魅了する競馬を開催したい」と挨拶。更に「地元の皆さんにイベント場としても使っていただきたい」と施設の幅広い活用を訴えた。
なお、新施設での競馬開催は4月8日から行われる。