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国立大の最難関、東大と京大の高校別合格者ランキング(10日までの判明分)が明らかになった。それぞれ上位30校に全国の名門校が並ぶなか、躍進が目立ったのが東大で3位となった神奈川の聖光学院と、京大で5位の大阪の清風南海だ。両校の進路担当者に、その要因を聞いた。
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サンデー毎日、週刊朝日、大学通信の共同調査によると、東大の合格者トップは開成(東京)で、前年の集計から45人増の191人。名門としての存在感を見せつけた。2位は灘(兵庫)で92人だった。
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大学通信情報調査・編集部の井沢秀部長は「今年の東大入試は数学が難しかったが、一般的に中高一貫校や男子校は、数学を得意とする傾向があり、ランキング上位に名門校が名を連ねたのではないか」と指摘する。
東大合格者が91人と前年の集計から12人増やした聖光学院は中高一貫教育の男子校で、2017年度からは、先進的な理数教育を実施するスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を文部科学省から受けている。合格者数は19年に次ぐ多さで、現役生に限れば最多(77人)だという。