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ロシアによるウクライナ侵攻から24日で1カ月となった。国際法違反の残虐非道な攻撃が続くが、戦況は停滞しており、ロシア軍による生物・化学兵器などの使用が懸念されている。こうしたなか、西側諸国は同日、ベルギー・ブリュッセルで、G7(先進7カ国)や、NATO(北大西洋条約機構)、EU(欧州連合)の緊急首脳会議を開催。対露制裁の強化に乗り出す。
「現実の脅威だ」
ジョー・バイデン米大統領は23日、ロシアが化学兵器を使用する可能性について、こう語った。ホワイトハウスで欧州出発前、記者団に語った。
ロシア軍が、猛毒の神経ガス「サリン」などの使用を計画していることは、夕刊フジが23日発行の「スクープ最前線」で報じた。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が同日夕、日本の国会で行ったオンライン演説でも明らかにされた。
アントニー・ブリンケン米国務長官は同日、米政府が「ロシア軍がウクライナで戦争犯罪を行った」と認定したとする声明を発表した。民間人を標的とした無差別攻撃などを理由とした。