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本日より「四十肩・五十肩」に起因する筋肉を取り上げて、6回にわたり紹介していきます。第1弾は「三角筋」の筋膜リリースエクササイズです。
肩関節周りに存在する三角の形状をした大きな筋肉で、前部・中部・後部と3つに分かれ、肩や腕の動作全般に使われる「三角筋」は、肩関節を全方位(屈曲・伸展、内転・外転、内旋・外旋、水平内転・水平外転)に動かす働きがあります。首の後ろから背中上部にある「僧帽(そうぼう)筋」とつながっているため、硬直してしまうと肩や背中周りのコリを招く原因になります。
腕や肩を動かすすべての動作に関与しているので、気づかないうちにどんどん疲労が蓄積していき、痛みが生じると日々の生活にも悪影響を及ぼします。長時間にわたりパソコン作業をする人は、腕を前に出した姿勢が続くので、「三角筋」に負荷がかかります。
重いものを持ち上げることが多い仕事では、急性的な痛みを発症したり、肩が激しくぶつかり合うラグビーなどでは、ダイレクトに筋肉を損傷してしまうこともあります。
肩幅が広がると逆三角形スタイルで見栄えが良くなると思い、筋トレでこの部位を鍛える人も多いですが、ウォームアップをせずに急にトレーニングを始めると、簡単に損傷してしまうので気を付けてください。