まさか、ごまかすつもりか!? 国会議員に月100万「文通費」めぐり名称変更案が浮上 「『議員特権』の全体を見直すべき」識者1/1ページ

国会議員に月100万円が支給される「文書通信交通滞在費」(文通費)の改革をめぐり、名称を「調査研究広報滞在費」と変更する案が浮上している。与野党6党は24日の協議で、日割り支給の導入では大筋合意したが、民間では常識である「使途公開」や「領収書添付」などは先送りした。まさか、名称変更でごまかすつもりなのか。

文通費は、国会議員の給与(歳費)とは別に国民の血税から支給され、「第2の給与」とも呼ばれる。昨年10月31日の衆院選で当選した新人や元議員にも、在職わずか1日で満額支給されたことで問題視された。

与野党は25日、文通費の見直しをめぐる協議の進捗(しんちょく)状況を公表した。

日割り支給については、新人や元職の議員が当選した月の支給について適用。月の途中で退任した際は、自らの意思による辞職の場合は日割りとするが、衆院解散などの場合は月額のままとする案を議論している。

使途公開と未使用分の国庫返納については、日本維新の会の馬場伸幸共同代表が「絶対に妥協しない」と強調している。

こうしたなか、名称変更案は、自民、立憲民主両党の国対幹部らで事前に水面下で協議し、24日に各党に示されたという。

今後、国会法などを改正し、文通費の定義を「国政に関する調査研究や広報、国民との接触や交流、東京での滞在費など、議員活動のための手当」と明記する方向。

政治ジャーナリストの安積明子氏は「文通費改革が、日割り支給と名称変更など、わずかな見直しで終わるなら、おためごかしだ。JR無料パスなども含め、『議員特権』全体の見直しを急ぐべきだ」と語っている。

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