4部門で候補入り「ドライブ・マイ・カー」の行方はいかに 「困難の時は人の心に染みる映画が好まれる」専門家 米アカデミー賞、28日発表1/2ページ

「ドライブ・マイ・カー」の一場面。赤いサーブは広島各地を走り抜けた((C)2021「ドライブ・マイ・カー」製作委員会)
「ドライブ・マイ・カー」の一場面。赤いサーブは広島各地を走り抜けた((C)2021「ドライブ・マイ・カー」製作委員会)

27日(日本時間28日)にロサンゼルスで発表される第94回米アカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門で候補入りし、日本映画史でも前例のない道をひた走る濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」に注目が集まっている。専門家は時流に乗る同作に「追い風が吹く可能性はある」。次世代を担う気鋭監督のドライブの行方は―。

「時差ぼけが吹っ飛びました。ありがとうございます」。ロンドンで13日に開かれた英アカデミー賞授賞式。非英語映画賞に輝いた濱口監督のスピーチに、ベネディクト・カンバーバッチやレディー・ガガら大スターたちが並ぶ会場から大きな拍手が送られた。

同作は村上春樹さんの短編小説が原作で、妻を亡くした舞台演出家(西島秀俊さん)の喪失と再生の物語を繊細に描く。

昨年のカンヌ国際映画祭で濱口監督と共同脚本の大江崇允さん(41)が脚本賞を獲得して以降、国内外で約90の賞を受賞。米アカデミー賞の前哨戦で快走を続けてきた。

映画界最高の栄誉とされる米アカデミー賞作品賞へのノミネートは邦画初の快挙。英語以外の映画には壁が高く、受賞は2020年のポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」のみだ。

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