/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/HHPLFV7MCBJ5LNBAXKAPDX7FOU.jpg)
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子(27日、スロベニア・プラニツァ)でフライングヒルによる個人最終第28戦(ヒルサイズ=HS240メートル)が行われ、北京冬季五輪個人ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(25)が合計423・7点で8位に入り、3季ぶり2度目となる個人総合のタイトルを獲得した。
昨年11月に新型コロナウイルス検査で陽性になり、帰国できず。小林は「1回も(日本に)帰れずタフなシーズンだった。(五輪金メダルとW杯総合と)どっちも取っちゃって、すごいシーズンになった。うれしい。めっちゃ、よくやったと思う」と最高の年を振り返った。
今季の小林陵はW杯で8勝。北京五輪で金、銀のメダルをつかみ、年末年始恒例のジャンプ週間総合も制し、通算27勝。師匠の葛西紀明は「シュリーレンツァウアーの全盛期より上」と評し、男子最多のW杯53勝を誇るオーストリアの名手超えを期待した。