医療新世紀

「コロナが睡眠に与える影響」国別調査 ロックダウンや死の不安が身近な英国で突出 医療従事者の心の健康に懸念1/3ページ

国立精神・神経医療研究センター病院の松井健太郎・睡眠障害検査室医長
国立精神・神経医療研究センター病院の松井健太郎・睡眠障害検査室医長

不安やストレスは日々の眠りに影響を及ぼす。新型コロナウイルスの流行が睡眠に与える影響を国際研究チームが調査すると、国によって大きな差があることが分かった。度重なるロックダウン(都市封鎖)を経験し多くの死者が出た英国に比べると、日本の影響は今のところ小さめと言えそうだ。

▽13カ国

調査はフィンランドの研究者が呼び掛けた「国際COVID―19睡眠研究(ICOSS)」。一般の人を対象にコロナ流行の前後で睡眠障害が疑われる症状の変化を調べた。同じ質問様式で国際比較も行った。

ネットなどを通じ「寝付きにくい」「夜中に目覚める」「日中の疲労感がある」「日中に眠ってしまう」などの項目に該当する度合いを答えてもらう。「どの程度よく眠れているか」も尋ねて睡眠の状態を評価した。

コロナ流行が本格化した2020年5~8月に日本や英国、米国、フランスやイタリア、スウェーデン、中国、ブラジルなど13カ国でアンケートを実施。計2万5000人超の回答を得た。

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