/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/AFJEFXKQ5FL5DFXBNDW7HHJXLY.jpg)
BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)率いる日本ハムは27日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)にも敗れて開幕3連敗を喫した。試合後はユニホームの背中の名前を「ビッグ〝ボツ〟にする!」と自虐ギャグを交えて敗戦の弁を語ったが、期待した選手がしっかり結果を出し、3連戦の戦いぶりは決して悲観するものではなかった。一方で人気面では意外な苦戦。グラウンド内外の評価が「逆転」現象を起こす、まさかの開幕3連戦となった。 (山戸英州)
◇
新人監督では球団史上初(前身を含む)となる開幕3連敗。この日は試合前練習中に、打撃ケージ前で身ぶり手ぶりで指導した万波中正外野手(21)の1号同点2ランなどで一時は勝ち越したが、直後にひっくり返された。
試合後、新庄監督は「今日もいい試合をしたと思うが惜しかった」と悔しがった。それでも、開幕3連戦で出場選手登録された全員を起用。2戦目(26日)にはオープン戦ラストゲーム(20日)で「下半身を意識して」と助言した清宮幸太郎内野手(22)が2シーズンぶりの本塁打を放つなど、無駄に3連敗したわけではなかった。
変貌を遂げようとしている新庄ファイターズに、ネット裏で視察した007の見方も変わってきた。
「ほとんどの選手が去年、2軍の鎌ケ谷でプレーしていた面々で、慣らし運転の意味合いが強い起用が目立った」と他球団スコアラーは指摘。今季の順位を軒並み下位予想した評論家諸氏の分析に反して、戦力がそろうソフトバンク相手に、3戦とも接戦を演じたことで「案外やれるんじゃないかな」と見直し始めた。