どこまでもドライで〝甘さ〟は1ミリもない殺し合い 映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」1/2ページ

激しいアクションでみせる作品だ
激しいアクションでみせる作品だ

人が撃たれ、大量に飛び散る血。返り血を首筋に残したまま冷蔵庫を物色する女、〝サム〟ことサマンサ(カレン・ギラン)。ひと仕事を終えたご褒美は、バニラシェイクとシリアルだ。

彼女はプロの殺し屋。依頼通りに標的だけを始末すればパーフェクト! だったが、現場の状況が事前情報と違ったために〝大虐殺〟が発生。殺し屋が追われる立場になるのが、公開中の映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」だ。

舞台はクライム・シティという架空の町。1950~60年代、映画「アメリカン・グラフティ」の時代を思わせるが、登場人物はケータイ(しかもガラケー)でしゃべり、音楽はカセットテープで聴く。時代をごちゃまぜにしているようだ。

主題はアクションシーン。武器や人数で状況が変わる対決シーンは強さを高めながら描いている。動きはキレキレでカメラワークもシャープ。残酷な美しさに羽交い締めにされた気分だ。

見どころは大きく5カ所。ボウリング場では、サムと旧知の殺し屋3人が対決するが、飛び道具はなし。素手、スーツケース、ボウリングボールなどによる接近戦。

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