音楽評論家・大伴良則さんを偲ぶ 多くの洋楽アーティストを日本に紹介、メガヒットに導く 大物アーティストからも慕われる存在1/1ページ

精力的に活動していた大伴さん
精力的に活動していた大伴さん

今月23日、腹部大動脈瘤(りゅう)破裂のため73歳で急逝した音楽評論家の大伴良則さん。6月に東京都内で大伴さんを音楽でお見送りする「大伴良則フェアウェルライブ(仮)」が開催される予定だ。

「大伴さんがこんなに早く次の世界に呼ばれてしまうとはまったくの想定外だったので、バンドメンバーや関係者一同、悲しいというよりは呆然(ぼうぜん)としており、リアリティーがありません」と話すのは大伴さんとともに音楽プロジェクト、ディッセンバーズで活動するプロデューサーのK.INOJO氏。

先月も1980年代の洋楽カバーイベントを開催したばかりだった。

「大伴さんとは〝川のあるところに音楽は生まれる〟というコンセプトで始めた『エディーサウンド』vol.1~3や、新解釈の洋楽カバーシリーズ『ディッセンバーズ』Ⅰ&Ⅱ、合わせて5枚のアルバムを共同でプロデュースさせていただきました。ほかにもREACTIONのベーシストである反町〝YUKI〟哲之と俺と大伴さんの3人で結成した映像系ユニット『フラッグマン(FLAGMAN)』や、さまざまななライナーノーツへの執筆も快く引き受けていただきました。音楽ジャンルを超えた博識、独特かつ斬新な解釈、時代背景や映画や書籍やファッションや歌詞の内容にも詳しく、どれだけそのアドバイスに助けられたかわかりません。そして最後までたばこを愛する自由人でした。雲の上の存在であった人と少しの間でも一緒に音楽を作れたことには感謝しかありません。本当にありがとうございました」と振り返る。

多くの洋楽アーティストを日本に紹介し、メガヒットに導いた功績を持つ大伴さんは、R&B歌手のチャカ・カーンから「ヨッシー」と呼ばれるなど、大物アーティストからも慕われる存在だった。

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