急病や転倒などトイレの「SOS」をセンサーで感知 友人の死が開発の原動力 プログラム次第では犯罪や火災も認識可能に1/2ページ

センサーの試作品を手にするグローバル電子会長の松田樹一さん=東京都新宿区
センサーの試作品を手にするグローバル電子会長の松田樹一さん=東京都新宿区

トイレの個室で意識を失って倒れるといった異常があったときにセンサーで検知し、管理者などに知らせる―。そんな装置を東京の電子部品会社「グローバル電子」が開発した。同社会長、松田樹一さん(77)の友人が2018年に駅のトイレで倒れているのが見つかり、亡くなったことが開発の原動力になった。

松田さんによると、亡くなったのは元大手自動車メーカー幹部の男性=当時(76)。18年4月の未明、都心のJRの駅にあるトイレの個室で倒れているのが見つかり、救急車で運ばれたが死亡が確認された。直前に会食していた取引先の話から、隣の駅で電車に乗って途中下車し、個室内で心臓発作を起こしたとみられる。当時、3つの会社で指揮を執る現役経営者だった。

松田さんは20年ほど前、北海道の釣り宿で男性と知り合い意気投合。釣り目的で世界各地を旅行する仲になった。男性の自動車メーカー時代の部下だった前田昭彦さん(61)も釣りが縁でグローバル電子に入社。現在は取締役として新商品の開発を担う。

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