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新型コロナウイルスの感染「第7波」が始まったのか。オミクロン株の派生型で感染力が強い「BA・2」が主流になるとみられるなか、政府はワクチンの4回目接種の準備を始めることで合意した。ただ、3回目までと比べて効果が見劣りするという研究もあるのが気がかりだ。
29日の東京都の新規感染者は7846人で前週の2・2倍。大阪府は4340人で、前週の4・3倍だった。先週は21日が祝日で感染者の発表が減っていた影響もあるが、秋田県や鹿児島県で過去最多となるなど各地で増加傾向もみられる。
ワクチンの3回目接種率が約4割にとどまるなか、厚生労働省の分科会は4回目接種の実施を想定して準備を始めることで合意した。3回目の対応が遅れたと政府が批判されたためか、今回は迅速な対応にみえる。
分科会では4回目の準備開始に異論はなかったが、「どういった対象に必要なのかを、1、2回目接種より明確にした方がいい」「ハイリスクの高齢者やエッセンシャルワーカーに特化すべきだ」との指摘も出た。