2020年の1月から2年以上続いた新型コロナウイルスの流行がようやく収束に向かっています。今年の1月21日に発出され延長されていたまん延防止措置が18都道府県で3月22日に解除されました。
現在、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が全国的に進められています。さらに政府はワクチンの4回目接種の準備に入りました。3回目接種から3~6カ月以上の間隔をあけて早ければ5月にも公費負担で行う案が出ています。
政府は3回目の接種について、2回目からの間隔を「原則8カ月以上」としていましたが、遅すぎるとの指摘を受け6カ月に前倒ししました。この反省を踏まえ、4回目の接種は早期に準備を進めたい考えのようです。
コロナ禍の流行が収束したあとのワクチン接種ですが、どこまでやるべきか検討する必要があります。その一つがワクチンによる副作用の問題です。厚生労働省のデータによると、3回目の接種による副作用は接種部の痛みが92%、倦怠感が69%、頭痛が55%、発熱が40%といずれも2回目の接種より高いのです。
3月18日に厚生労働省のワクチン分科会副反応検討部会がワクチン接種後に1513人が死亡したと発表しました。2月20日までに3回目の接種を終えた1885万人のうち44人が接種後に死亡しています。