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先日、長嶋茂雄氏の2022年カレンダーを見た。脳卒中に見舞われたにも関わらず、86歳となった今も元気そうだ。王貞治氏も胃がんを克服し、81歳にしてソフトバンクの選手にバッティング指導を行っている。2人には感服する。
彼らがプレーする姿を初めて見たのは1962年7月17日、4万5000人の観客で埋め尽くされた後楽園球場での試合だ。ダブルヘッダーのこの日、2人とも2試合連続でホームランを打った。長嶋はすでに超人気スター「ミスター巨人」で、王はちょうど新しい一本足打法で打ち始めた頃だった。1962年は王が初めて本塁打王に輝き、スーパースターになった年である。その後、何度も本塁打王を獲得した。
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私はスルメを肴にキリンビールを飲みながら、友人と野球観戦を思う存分楽しんだ。ゴールデンボーイ長嶋茂雄が2本のホームランを打ち、巨人はダブルヘッダーの1試合目を10―2で勝利した。2試合目のスコアは覚えていない。
歴史は繰り返している。様々な形で。
1964年の東京オリンピック。新時代を開くこの壮大なイベントが華々しく開催された時、私は東京にいた。そして幸運なことに2021年大会も東京で迎えることができた。華々しさは劣るものの、新型コロナウイルスによる数々の大きな障害が立ちはだかる中で開催された本大会は、1964年と同じく、非常に印象的なものだった。