サクラと星条旗

華々しい巨人のON時代到来を楽しんだ1962年「キューバ危機」 いま世界は「あの時と似たようなことを経験している」2/3ページ

あのキューバ危機の時も、私は東京にいた。当時私は新宿から30分の府中空軍基地内の電子諜報センター勤務で、CIAの下、空軍アナリストとして働いていた。1962年10月のあの13日間、自分が21歳の誕生日を迎えられるかどうかも分からぬ心境で過ごした。

我々は電子諜報活動の中枢であり、高高度U―2偵察機を週3回ロシア上空に飛ばしていた。ソ連の核弾頭の標的になることは十分予想された。

その年の10月14日、キューバ上空を飛行中の米軍U―2偵察機が、フロリダからわずか90マイル(約145キロ)の位置にソ連製の中距離核ミサイルが配備されているのを発見。そのSS―4中距離ミサイルは全長22メートル、メガトン級の核弾頭を搭載しており、米国の広大な領域を攻撃の範囲内とするものだった。キューバからミサイルが発射されれば、わずか15分でホワイトハウスに到達するだろう。

10月19日、アメリカ軍は「厳戒態勢」となり、指令が下れば直ちにキューバに侵攻する態勢を敷くよう命じられた。府中では全員が基地内に留まり、連日12時間交代で任務にあたり、非番時も待機状態を崩さなかった。

10月22日、アメリカ大統領ジョン・F・ケネディが国民に向けてミサイル発見の事実を公表した。ソ連のニキータ・フルシチョフ首相を「不道徳な悪党」と呼び、ミサイルの撤去を要求すると共に、キューバ周囲の海上封鎖を行った。

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