朝日新聞研究

対中人権決議の社説で日本の人権問題を糾弾 「自ら襟を正してこそ…」矛先転じて中国に媚びへつらう〝朝日新聞らしさ〟2/2ページ

「自ら襟を正してこそ、他国に人権改善を求める説得力が増す」

中国の人権状況と、まったく比較にならない日本の人権問題を糾弾することによって、人権侵害超大国の中国に対して、朝日新聞らしく媚びへつらっているとしか思えない。

なお、他国の事例を使って、日本を批判するやり方は、映画作品に関する記事でも行われている。

2月9日夕刊に、「イラン出身の監督 死刑問う」という記事がある。イラン映画「白い牛のバラッド」は、夫を冤罪(えんざい)による死刑で失った妻の物語で、イランと同じく死刑制度がある日本で上映して、死刑問題を考えてもらいたいとの記事であった。

この記事の中で、最も興味深いのは、次の箇所である。

「国際人権団体アムネスティー・インターナショナルによると、イランの2020年の死刑執行は、1千人以上の中国に次ぎ、少なくとも246人で世界2位」

中国は、ジェノサイド(民族大虐殺)国家であるうえに、死刑においても断トツの世界1位なわけである。

■酒井信彦(さかい・のぶひこ) 元東京大学教授。1943年、神奈川県生まれ。70年3月、東大大学院人文科学研究科修士課程修了。同年4月、東大史料編纂所に勤務し、「大日本史料」(11編・10編)の編纂に従事する一方、アジアの民族問題などを中心に研究する。2006年3月、定年退職。現在、新聞や月刊誌で記事やコラムを執筆する。著書に『虐日偽善に狂う朝日新聞』(日新報道)など。

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