
やはり勝負事は甘くないということか。日本ハムは30日の西武戦(札幌ドーム)に3―5で敗れ、球団25年ぶりの開幕5連敗を喫した。新庄剛志監督(50)は初めて試合後の会見を行わず、早くもピリピリムードが漂い始めた。今季は戦力の見極めと公言していたものの、わずか5試合目で雰囲気はどんより。ホバーバイクの本拠地開幕セレモニーは色あせるばかりだ。
日に日に試合内容が悪くなっている。連敗ストップをかけて先発した加藤貴之投手(29)は6回に7連打を許し、打者一巡の猛攻を受けて一挙5失点。打線は直後に2点を返したものの、チャンスを生かしきれなかった。
新庄剛志監督(50)はこの日、開幕後初めて会見場に姿を見せず。代わりに広報担当が「明日、明日!!」と指揮官に託されたコメントを読み上げる声だけが部屋に響いた。
前日29日の試合前にはホバーバイクで登場するセレモニーで場を盛り上げたが、BIGBOSSへの冷ややかな視線も目立ち始めている。
まず、不快感をあらわにしているのは相手球団だ。西武のブライアン・オグレディ外野手(29)は自身のツイッターでセレモニーについて「理解できないよ。明らかに気が散ってボールを強く打てなかった」と投稿。西武側の感情を察知した日本ハムナインが相当気をつかっていたとの情報もある。