外国産アサリの2月分の輸入量が159・5トンとなり、前年同月(2013・1トン)に比べ9割以上減少したことが30日、財務省が発表した貿易統計(速報値)で分かった。輸入した外国産を熊本産と表示する産地偽装問題の発覚が影響したとみられる。
産地偽装問題に関して、熊本県は、外国産アサリを熊本の海で短期間成育しただけで国産と装っていたと説明。山口県の下関港などで輸入したアサリの多くが偽装されて流通していたとみている。熊本県は2月8日から県産アサリの出荷を停止した。偽装防止対策を整備し、4月中旬に出荷を再開する予定。