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ロシアによるウクライナ侵攻が膠着(こうちゃく)状態となるなか、セルゲイ・ラブロフ外相は30日、中国を訪れ、王毅国務委員兼外相と会談した。両外相は、戦略的パートナー関係の強化で一致した。ただ、西側諸国がロシアへの制裁強化を進めるなか、中国が軍事支援などに踏み切れば自国も制裁対象になりかねない。中国はどう立ち回るのか。
ラブロフ氏「多極的で公正、民主的な世界秩序(を構築しよう)」
王氏「関係発展の意欲は強まっている」
侵攻後初となる中露外相会談は、上海から内陸に入った安徽省で開かれ、両氏はこう語った。ラブロフ氏は、中国が同地で主催するアフガニスタン情勢をめぐる近隣国の外相会合(30、31日)にも出席する。
ロシア側は29日、ウクライナの首都キエフ周辺での軍事作戦を縮小すると表明し、一部部隊は撤退した。ウクライナ軍の抵抗で甚大な損害を受け、再編と補給が必要とみられている。