「健康いちばん、笑顔はにばん、お酒は毎晩」というユニークな張り紙が「居酒屋 友」さんの目印。その横に貼られた「当店の銘酒」には北海道の「男山」をはじめ、大分の「西の関」まで各地方の地酒がずらりと並んでいました。目黒の街で35年。日本酒好きの大将と、明るい女将(おかみ)が営む一軒です。
お店に入ると、そこに流れているのは、ゆったりとした〝オトナ〟な時間。カウンターでは常連さんらしき方々が自分たちのペースでお酒をたしなんでいました。入り口の冷蔵庫には日本酒好きにはたまらないラインアップが並び、出番を待っています。奥には小上がりのお座敷があり、靴を脱いで実家のようにくつろげました。壁に所せましと貼られた短冊メニューには「〝目黒の〟ウインナー」や「大山鶏珍味(おしえません)」など思わず気になるメニューばかり。
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まずやってきたお通しに思わず感動! 焼き魚・季節のおひたし・あえ物・もつと豪華な4品でこれだけでもお酒が進むこと間違いなし。日によって変わるので、これも来店の楽しみの一つです。ユズの風味が華やかな白子ポン酢など日本酒にあうアテから、精肉店を営まれていたという父の味を受け継いだ手造りしゅうまいなどおかずも充実。どれもおいしくて、もっといろんなメニューを飲み食いしたい、また来たい。毎晩来たくなる一軒でした。
■「居酒屋 友」は東京都品川区上大崎2の18の14(03・3779・1500)。※コロナ禍のため営業時間は変動する場合があります。