物価が上昇する中、4月1日にも食品や日用品、新幹線の一部料金が改定され、値上げの波が続く。公的年金額の引き下げもあり、生活への影響は〝メガトン級〟だ。
雪印メグミルクや明治、森永乳業はチーズを値上げ。原材料価格の高騰が続いているためで、日清オイリオグループとJ―オイルミルズは家庭用食用油の価格を引き上げる。カゴメはケチャップの値上げを実施。駄菓子メーカー「やおきん」(東京)は40年以上もの間、税抜き10円で親しまれてきた「うまい棒」を12円にする。
生活関連では花王がベビー用紙おむつ「メリーズ」の一部を、日本製紙クレシアがティッシュとトイレットペーパーの「スコッティ」などの出荷価格を引き上げる。ブリヂストンや日本ミシュランタイヤは自動車のタイヤを値上げする。
JR東日本は、新幹線で繁忙期の料金を実質値上げ。JR九州も新幹線の特急料金回数券の一部が上がる。
全日本空輸は一部の国内線運賃を3月27日から、日本航空は4月15日から値上げする。