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改めて説明すると、「俺活」とは「僕や私ではなく俺を主語にした主体的な行動を始める」ことを言う。趣味で俺活を表現する人もいれば、ビジネスで俺活を発揮する人もいる。本業で「俺」を打ち出してもいいし、副業や社外での仕事で俺活をしてもいい。「俺」を主語にするだけで、まとうオーラも身のこなしも、思考も言動も、声も別人になるはずだ。
そうした「俺活」を加速するには「幹事」を買って出るのがいい。幹事になるだけでテストステロンが分泌され、本来の自分の風を吹かすこともできる。
■見返りを求めない奉仕が心を透明にする
ビジネスでは利益を上げることが優先される。しかし、個人の俺活では純粋に目の前の人を楽しませ、喜ばせるという精神で行動してみよう。それが簡単にかなうのが友人の誕生会、お祝い会、あるいは少人数での同窓会の幹事役だ。
あるいは、自分が所属している何らかのグループで会を主催してもいい。見返りを求めない奉仕活動をすると、脳に快楽ホルモンが分泌される。ストレスが軽減され、楽しく生きている実感がわく。この状態が、あなたの脳だけでなく表情や物腰も若返らせてくれるだろう。
■突発的な困難が人間力を高める
幹事役には突発的な困難が付きものだ。参加者が急に来られなくなったり、逆に飛び入り参加が発生したり…。その場合の人数調整や時間の調整などに取り組む必要がある。
参加者のわがままや不機嫌に対応しなければいけないこともあるだろう。先に述べたことと矛盾するが、幹事を預かると数々のストレスが降りかかる。しかし、それを乗り越えることで人間力が高まり、陰徳を積むこともできる。これが、仕事では得られない「人間的な成長」の機会となる。