自宅でOK!50代からのセルフボディケア

四十肩・五十肩専門医への相談基準 夜中に痛む夜間痛、何もしなくてもズキズキ痛む安静時痛は放置厳禁2/2ページ

四十肩・五十肩には症状に応じて段階があり、炎症期、拘縮期(痛みは和らぐが動きが悪くなる時期)、回復期となるのですが、自分が現時点でどの時期にいるのかアドバイスを受けて的確にケアすることが大切です。

炎症期が長く続くと、肩周りが焼け畑のように炎症を起こして組織が硬くなり、結果として拘縮期やその後のリハビリ期間が長くなってしまうからです。

特にすぐ受診した方がいいケースとして、(1)夜中に痛む夜間痛(2)何もしなくてもズキズキ痛む安静時痛(3)ちょっと動かしただけでうずくまりたくなるほどズキンと痛む―などが挙げられます。これらは明らかに炎症期の症状で、中等症以上の状態になっていると考えられます。

拘縮期や回復期ではリハビリを積極的にやってほしいのですが、炎症期で一番大事なことは「動かさないこと」です。「硬くなるから動かさないといけない」という誤った認識でいると、むしろ悪化させてしまう危険性があります。

また、勝手な判断が原因で腱板が切れてしまう「腱板断裂」(イラスト参照)を起こすこともあります。

正常な肩
腱板断裂(肩の筋肉が切れた状態)

このように四十肩・五十肩は人それぞれの状態とステージがあるため、全員に同じ治療は適用できません。痛みが悪化しどうしようもできなくなり来院される人が多い病気ですが、まずは早期に専門医に相談し、自分の症状とステージに合わせた治療を心がけましょう。 =この項、おわり

■前田真吾(まえだ・しんご) 六本木整形外科・内科クリニック院長。2008年 聖マリアンナ医科大学卒業後、同病院勤務、関連病院で研さんを積む。18年から東京ひざ関節症クリニック銀座院勤務。20年に六本木整形外科・内科クリニックを開院。医学博士。日本整形外科学会認定専門医。日本整形外科認定スポーツ医・運動器リハビリテーション医。

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