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「ルパン三世」や「鋼の錬金術師」などの人気作品を生み出した数多くの漫画家を輩出してきた北海道で「マンガミュージアム」設立の構想が持ち上がっている。各地で漫画家の出身地に原画などを展示する施設が誕生する中、ゆかりのある漫画家が250人超とされる北海道に同様の拠点はない。関係者は「多くの漫画家を育んだ北海道に恩返しを」と意気込む。
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「著名な作品でも、北海道出身の漫画家が描いていると知られていないことが多い」。構想の発起人代表で「はいからさんが通る」などで知られる札幌市出身の漫画家、大和和紀さんは1月上旬、「それを何とかしたいと思った」と訴えた。
海外からも注目され、日本が誇る文化の一つとなった漫画やアニメ。漫画家らの出身地には原画などを展示する記念館や美術館が建てられ、横手市増田まんが美術館(秋田県横手市)や京都国際マンガミュージアム(京都市)など漫画の総合美術館も人気となっている。
北海道にも「ルパン三世」の作者、故モンキー・パンチさんの出身地、浜中町に関連の品を展示するスペースなどはあるが、道内出身者を広くカバーする施設はない。