食と健康 ホントの話

消毒薬「MA―T」を口腔内に使い飛沫感染抑止 阪大大学院歯学研究科顎口腔機能治療学教室・阪井丘芳教授1/2ページ

阪井丘芳教授
阪井丘芳教授

新型コロナウイルスが唾液腺に感染することを突き止めた、大阪大学の研究グループ。同大学院歯学研究科顎口腔機能治療学教室の阪井丘芳教授はそのことによって、摂食嚥下機能が低下している高齢者が寝ている間などに自覚なしにウイルスが含まれた唾液を誤嚥し、肺に達することで重症化する可能性があることを指摘している。

また、新型コロナ感染症に多い味覚障害の原因も、舌にある味蕾(みらい)という味のセンサーが感染して起こる可能性が示唆されている。

そこで阪井教授らは、ウイルスが口腔に入ってしまっても、不活化(働かなくする)することができれば感染拡大を防ぎ、重症化を抑えることも可能なはずだと考え、口腔内の消毒薬の研究を始めた。そして、人体には無害の「亜塩素酸イオン」を常温で長期保存できるようにした「MA―T」を使って、口の中のウイルスを不活化させ、飛沫感染を抑えられる可能性があることを報告し、研究を進めている。

亜塩素酸イオンは、欧米では水道水の殺菌剤として使われるなど安全性に問題はないとされている。MA―T(Matching Transformation System)は日本語で「要時生成型亜塩素酸イオン水溶液」と表記。エースネット(東京都港区)が2009年に完成させ、大阪大学と共同研究を進めている。

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