医療新世紀

顔に痕を残さないニキビ治療 初期段階で使う新たな外用薬が実用化 毛穴の詰まりを防ぎアクネ菌増殖を阻害1/2ページ

ニキビを最後まで治す必要性を語る黒川一郎・明和病院皮膚科部長
ニキビを最後まで治す必要性を語る黒川一郎・明和病院皮膚科部長

顔にできたニキビが気になってごしごし洗う、手でつまんでみる…。若い人の多くが経験することだが、ニキビの悪化を見過ごすと長引いたりニキビ痕が残ったりする恐れがある。早い段階で使う薬剤が相次いで実用化されると同時に治療戦略も定まり、ニキビをきれいに治すことが可能になってきた。専門家は「目立たなくなった後もしっかりと治しきってほしい」と話している。

▽発病のきっかけ

医療法人明和病院(兵庫県西宮市)は「にきびセンター」を開設している。センター長を務める黒川一郎皮膚科部長によると、ニキビは「尋常性痤瘡」という皮膚の病気。発病のきっかけは「毛穴の詰まり」だ。原因となるアクネ菌は誰の皮膚にもいる常在菌で、普段は悪さをしない。

「皮膚の古い角質がきれいに剝がれずに毛穴をふさぐと、皮脂もたまり、菌の増殖や炎症でニキビができる」という。

毛穴がふさがった状態が「面皰」だ。ごく小さい微小面皰は目に見えないが、次第に目立つ「白ニキビ」や、詰まりが黒く見える「黒ニキビ」になる。さらに炎症が起きると腫れて「赤ニキビ」、化膿すれば「黄ニキビ」が増えていく。

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