4月より夕刊フジ競輪担当記者・秋田ガラパゴス麻子(通称・ガラ麻)が当コラムを執筆します。競輪とお酒が人生の軸。競輪観戦後に酒場でその日のレースを振り返る、そんなゆるーい感じで進めていきますのでよろしくお願いします。
松戸競輪場で3月26日、FⅠ「夕刊フジ杯」の決勝戦が行われました。S級決勝は番手まくりを決めた稲毛健太(和歌山)が優勝。A級決勝は昨年7月デビューの119期・木村皆斗(茨城)が逃げ切りで圧勝、春の嵐のような強風と大雨の中、先行して後続をツキバテさせる強さでした。
木村は満面の笑みで「この優勝は自信になります」と喜びを語ります。競輪選手を目指し、取手一高に進学したため茨城県登録ですが、出身は千葉県流山市で「近いし、松戸は第2のホームバンク」とのこと。昨年11月、松戸初出走はチャレンジ戦完全優勝で特昇を果たした時はミッドナイト競輪のため無観客開催。今回は有観客で「応援の声が、あれ、もしかしてあの人?」。決勝は土曜日でナイター観戦にはもってこい。流山から駆けつけた応援団の声援の後押しも大きかったんでしょうね。20歳の若武者は「特昇で上がりたい」とS級昇級を狙っています。定期昇級でも来年1月からはS級がほぼ当確ですが、一日でも早く上に行きたい気持ちがもちろんあります。残念ながら今回は準決勝2着なので次走(佐世保4月7-9日)から3場所連続完全優勝を狙います。