〝宇宙からウクライナ支援〟米大富豪のイーロン・マスク氏がプーチン氏を追い込む 人工衛星経由の通信システムを無償提供 ツイッター株の大量取得も話題に1/2ページ

「スターリンク」の人工衛星を打ち上げるスペースXのロケット(Florida Today提供、どちらもAP)
「スターリンク」の人工衛星を打ち上げるスペースXのロケット(Florida Today提供、どちらもAP)

ロシアのウクライナ侵攻に対し、民間の立場で「打倒プーチン」を鮮明にしているのが米電気自動車大手テスラの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏(50)だ。無償提供した人工衛星経由の通信システムがウクライナ軍のドローンと連携し、ロシア軍の撃破に貢献している。世界的富豪のマスク氏は個人で米ツイッター社の筆頭株主に浮上したとみられることも話題だ。

世界的富豪のマスク氏(AP)
世界的富豪のマスク氏(AP)

テスラのほか、宇宙開発企業「スペースX」も手がけるマスク氏は、同社の人工衛星システムを利用した高速インターネットサービス「スターリンク」をウクライナに無償提供。地上の回線設備が被害を受けた地域でもネットが利用できるようにした。

スターリンクは衛星から電波を送るためロシアから妨害を受けにくい一方、マスク氏は「ウクライナの一部では唯一稼働している非ロシア系通信システムなので、標的にされる可能性が高い」とも注意を呼び掛けた。

マスク氏は、3月14日にはツイッターでプーチン大統領に「ウクライナをかけた決闘」を申し込み、「もし彼が恐れるようなら左手だけで戦ってもいい」と挑発したこともあった。

直接対決は実現しそうにないが、スターリンクはロシアを苦しめている。英タイムズ紙はウクライナ人将校の証言として、監視飛行中のドローンがスターリンク経由でロシア軍の様子を砲兵部隊に伝える仕組みを報じた。夜間には暗視機能が搭載されたドローンを駆使してロシア軍を急襲可能だという。英テレグラフ紙は、スターリンクによって敵機識別機能を持つ監視用ドローンと無人航空機を連携させた攻撃もできると報じている。

軍事ジャーナリストで評論家の潮匡人氏は「当初、48時間で陥落できるとしたロシア側の計画は、スターリンクを活用したウクライナ軍のドローン攻撃で一転した側面もある」と解説する。

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