米アップルは、動画や音楽、書籍、新聞といった「リーダーアプリ」について、外部サイトへのリンクをアプリ内に設置できるようにしたと発表した。利用者のアカウント設定や管理向けで、スマートフォンのアプリ開発業者は、新規顧客登録の際にアップルへの手数料を回避する方法を選びやすくなる。
アップルが開発業者から徴収している売上高の最大30%の手数料について、日本の公正取引委員会は昨年9月、独占禁止法違反の疑いがあると指摘。これを受け、アップルはアプリ内から外部サイトに誘導することを認め、2022年初めに新ルールを適用するとしていた。アップルのアプリ手数料収入の大半を占めるとみられるゲームは対象外。
アプリ販売市場をめぐっては、米エピック・ゲームズが20年8月、アップルに独禁法訴訟を起こし、係争中だ。 (共同)