甲子園の神通力もたったの1日だけ…。開幕からの連敗を9で止めた矢野阪神が6日のDeNA戦(甲子園)で延長12回の末、リーグ史上最速となる11戦目での10敗目を喫した。
先発した2年目・伊藤将司投手(25)が虎の子の1点を自らプロ初打点でたたき出したが、勝利目前の9回2死で無情にも同点に追いつかれ延長戦に突入。2度のサヨナラ機も4番の佐藤輝明内野手(23)らが生かせず。12回に斎藤友貴哉投手(27)らリリーフが持ちこたえられず、一挙5点を奪われジ・エンドとなった。
矢野燿大監督(53)は「(打線に)1本出てないのが課題の部分でもあるし、最後の1イニングをどう抑えるかっていう投手を育てていく課題が開幕からある」と敗因を分析したが、泣きどころは改善されそうもない。